町花・笹ゆり

笹ゆり日記

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笹ゆり日記2007



平成19年1月の花遊び

☆ 町花笹ゆり(パート26)


       智栄子さんと笹ゆりの名称を変更する事になったのは、上牧町広報担当者で、笹ゆり復活の産みの親さんからの一言
      であります。「上牧町のホームページから笹ゆりの取り組みを検索出来る様にしますから、町長の奥さんの名前と思われ
      ますので智栄子さんを外せませんか」。少し前から考えないでは無かったのですが、伊勢神宮参拝で小さなこだわりを捨
      てることに気づかされていたので了承しました。名称については、笹ゆり日記・笹ゆり恋日記・笹ゆり夢日記・笹ゆり恋物
      語と候補を出して5回程提案し意見を聞いたところ、夢は消える、恋は色恋の恋、孫の推薦の笹ゆり恋物語にも踏み切
      れず、上牧のオンリーワンのシンボルとしての町花笹ゆりを取り組んでいるのですから、素直に表現する事にしました。

     ○ 1月5日土づくりと種蒔き

          委員会の所要時間は45分間で時間延長は塾に行く子もいるので出来ません。そこで委員会の前に土の準備を
         するのですが、今回校長先生が手伝って下さる事になりました。前任の校長先生から引き継いだ水遣りの管理も
         さること種蒔きも初めてですので、始業式前に伺ってふたりで土をブレンドして育苗箱10個に準備をして、10本筋
         を作って300粒植える説明を終えると、種蒔きも手伝いますとの事で3ヶ所に草刈りの時踏まない所に蒔きました。
         庁舎前、上牧小学校に比べ少し環境が悪いのですが3ヶ所のうち何れか定着してくれればと願っています。

     ○ 第2小学校園芸委員会の種蒔き

          1月15日委員会の種蒔きです。せめて子供たちが種蒔きをしているところを写真にとって、27日奈良テレビに持っ
         てでようと出かけ委員会担当の先生の指導のもと種蒔きが終了し写真を取りました。そこで、先生から質問が出ま
         した。なぜハウスにしたのですか、何故と問われても荒井先生の所の状況を何の疑問も持たず設置したので答えら
         れません。水遣りの問題解決につながる質問だったと思いますので、後日検討することにしました。

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     ○ ハウスの種蒔き

          1月18日ハウスの寒冷紗のかけかえを筒井さんと篠原さんの3人で行いました。梯子を2本バイクに乗せて出か
         け、そろそろ高い所が怖くなる3人ですが頑張りました。防鳥ネットの土についている部分を少し上げて草刈りがし
         やすい様にして、畝に足をのせてへこんだ所を気にしながら終了。
          1月22日参加者7名、すでに数年分の種が蒔かれ、球根が植えられているので、掘り返すことも無く種を蒔き、土
         をかける方法ですからあっという間に終了です。

     ○ 笹ゆり展での販売品づくり

          ハウスでの種蒔きの後、下見を済ませていた筒井さんの報告の地へ足を運び蔓の採取を始めました。山に入る
         ことを好まない池田さんは、みんなの取った蔓を束ねながらみんなの動きを猿軍団と言って笑わせている内に、ビ
         ニール袋5杯分山から頂きました。おにぎり弁当を食べながらの検討会で、苔玉などの寄せ植え30個と蔓で壁掛
         けなどの作品つくりが決まり、蔓が柔らかいうちに編みましょうと。
          1月25日10時から3時頃まで参加者10名、「布団たたき作っているのですか」との質問が飛び交うなか、夢中
         になっていつの間にか無口になって作る人、私向いていないと言いながらわいわい作る人、もう一工夫することも
         検討しながら蔓を余すことなく使い切りました。

     ○ 奈良テレビ・いつもどこかで

          放送中に奈良テレビの谷口さんと藤井さんの二人が蒔いた笹ゆりの鉢の管理について、誰に頼むか実演の話
         があった時から考えていました。咲くまで6年〜7年全部育つかもしれないが全部だめかもしれないのです。山野
         草の生育状況は自然界では2パーセント、人の手が加わって4パーセントと言う説も有りますので、あるがまま受
         け入れてくれる人でないといけません。メンバーふたりの顔が浮かびましたが、当日参加していた濱岡さんに2鉢
         お願いしました。心をかけて過保護過干渉にならず管理してくれると思います。

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平成19年2月の花遊び

☆ 町花笹ゆり(パート27)


       北側で朝日が当たる所に笹ゆりの種を蒔いて2年、猫に荒らされないように工夫をこらし、この春を楽しみにしていま
      したのに引越しせねばなりません。お隣が売りに出て買い手がついて、境界線のフェンスが取り外され3台分の屋根
      つきの車庫が出来るとの情報、朝日と屋根の傾斜から考えると雨足の多い時は樋を飛び越える事を考えて、地植えの
      紫陽花10本の移動から初めて、一日半かけて笹ゆりの花壇を造りました。夏場の日当たりについては後日考えると
      して、そっと土ごと引越しをさせました。




平成19年3月の花遊び

☆ 町花笹ゆり(パート28)


       ・・・・メールが届きました。・・・・
       「・・・・・・・・・・2004年以前の過去日記をつけてくださいな。むっちゃ、むっちゃ思い出して・・。知恵熱が出るくらい思
      い出して作っていただけたらありがたいのですが・・・・・」と
       花と緑のオンリーワンクラブは2004年の4月に発会して、7月にホームページを開設しましたので、智栄子さんと笹ゆ
      りは11月からの掲載です。どうも頼まれると弱いのです。花の活けこみも昭和59年11月に3番目の代打で始まり、笹
      ゆりへと繋がっているのですから。久しぶりの徹夜などして作りましたので見てください。掲載してない取り組みも多いの
      ですが、取り組みに迷った時に立ち返る原点が5つあります。

          地域づくりの心得
             @ 祖父は大正から昭和にかけて農地づくり、現状は農地荒れて記念碑残り、父は農地改良、父の死後2
             0年、農地改良の代金支払い完了。しかし、ますます進む高齢化と過疎化の現実に忘れないこと。
             A 津和野で学んだことです。それは、多くの方が訪れる地にしてはゴミが落ちていない、少しの空き地にも
             花が植えてある。尋ねると「私たちは子どもを大切にしています」
             B 橋本悟君です。彼が16歳で亡くなる時の最後の言葉が「ありがとう」その時43歳の私は、どのように考
             えてもありがとうと言って死ねる人生を過ごしていないと気付き・・・彼の様に人生の最後にありがとうと言っ
             て終われるよう日々を過ごす事です。
             C 38歳から始めた花の活け込みのボランティア10年目に気が付いた事です。この間1ヶ所が2ヶ所にな
             り、3ヶ所の時が3年ありました。月約1万円ですから、美味しい物食べられるのに・・・服の1枚も買えるの
             に・・・旅行も出来るのに・・・・と思いながらきれいに活けることを考えていた10年目、週1回のボランティア
             10年間1回も休んでいない事、花が枯れていたらごめんなさい、花が元気だったらありがとうと花と話して
             いる自分がいたのです。きれいに活けなくても美しい花と緑に導かれての10年だったことに気が付いた事。
             D 地域を考える時、どう進めるかと県主催のまほろば未来塾に2回受講して学んだことのひとつに、自治
             会単位・町単位・近畿単位・国単位・アジア単位・地球単位のどの軸足で考えて進めるかが大切だという
             ことです。

     ○ 3月21日

          塩田さんから連絡がありました。「総会の案内が来ましたが、その時入会希望の方お連れしてもいいですか」と、
         20日にボランティア活動保険の手続きを済ませたのですが、総会に来ていただいて見ていただいて入会を決め
         られた時点で保険に加入をすれば良いことですから、お名前も聞かず了解の返事をしました。

     ○ 3月22日

          濱岡さんの所の笹百合の萌芽始まりました。ベランダではまだ1本も出ていません。朝日の当る位置が変わっ
         てきたので、笹ゆりの鉢の場所を替えたそうです。1年中寒冷紗をかけているのは、まずは猫対策で次に保水
         対策との事です。

     ○ 3月28日

          企画創生部地域活性課編集の笹ゆり姫物語の本が完成しました。笹ゆり姫のモデルは吉永小百合さん、はた
         また梶芽衣子さんかと問答したのが5年前でしょうか、17枚の絵を残していよいよ岡山部長さんが今月で退職さ
         れます。昔あそこに咲いていたとの情報を頼りに笹ゆりを探し回って、やっとめぐり合った上牧の笹ゆり、その笹ゆ
         りをよりどころに5年間取り組みをされたのだと思います。嬉しいことに町内に4〜5本毎年咲いている所があるの
         が今日分かったことだそうです。退職に辺り笹ゆりクラブの会員に入会されました。

     ○ 3月30日

          國井さんの所でも鉢植えの萌芽が始まり、庭植えも1pほどの芽が顔を出したそうです。

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平成19年4月の花遊び

☆ 町花笹ゆり(パート29)


     4月2日

         ○ 上牧町の財政状況を打開すべく、2000年会館の土曜日曜の閉館が決まりました。過去4回の笹ゆり展は会
         場費が無料で、天窓があり、駐車場がある2000年会館のホールの階段をお借りして、土曜日曜をはさんだ日程
         で開催していました。平日のみの開催か、駐車場があって明るい別の会場があるのか協議せねばならなくなりま
         した。

         ○ 3月に第2小のハウスの笹ゆりの管理について、自動散水器を取り付けるか、水道水か雨水か、爲本課長と
         協議した結果、春休みにハウスのビニールを金網と防鳥ネットに張り替える予定で、農協さんに前回と同じものの
         材料だけの見積もりを依頼したのに見積もりが上がってきません。爲本課長と学校まで寸法を測りに行き図面に
         していたものを、12日の総会までに見積もりを出して欲しいと再度依頼しました。土谷さんのお知り合いの方が奉
         仕で取り付けをして下さる事になっていますので、遅れることを連絡しなければなりません。

     4月3日

          1時間かけてハウスの草刈りです。まだ芽が出ていませんので8p程までに刈り込み、外回りはタンポポとアザ
         ミを残して刈り込みました。ハウス周りの溝の手入れはクワを持って来ていないので次回にします。ハウスを設置
         する前に、片岡城の在った下牧で柿の木の下に笹ゆりを植えても大丈夫ですかと、荒井先生に伺い球根を数十
         個植え付けるため、真柴さんが自前の草刈り機を購入して笹や草を刈り準備してくださった事(あれから毎年1本
         だけ咲いています)、筒井さんと國井さんの3人で出来たハウスの中の土を耕したくさんの笹の根を掘り出した事
         を思い出しました。

     4月12日(参加者15名)

          18年度の活動報告・会計報告・19年度の活動予定案・会員名簿・庁舎前ボランティアの管理当番表を用意し
         て花と緑の会の総会です。笹ゆりクラブの検討事項は、第2小のハウスの改良費用を本会計からの支払いにつ
         いて、笹ゆり展の会場と日程について、即売会の作品作りと日程について、一泊研修について、6回以降の笹ゆ
         り展について協議をしました。総会の開催前にふたつの出来事が発生しました。引越しにあたり退会の申し入れ
         がありましたが、協議中に参加できる時に来ますからと退会の取り消しがあり、今ひとつは、毛利さんから「ぜひ
         見て欲しいと村尾さんにお願いして持ってきてもらいました」それは、昨年の種を冷蔵庫に入れ、飼い猫の暖かい
         ハウスに入れて冬と夏5ヶ月で体験させ、地下発芽し2ミリ球根に育った笹ゆりです。10年ぶりに挑戦して早々
         に鉢に植え替えるとの事です。この頼もしいメンバーさんの本心は年令から考えて1年でも早く育て花を見たいと
         言う気持ちからです。

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     4月13日

          ソフトな地域づくりを進める笹ゆりクラブとハードな地域づくりを進める地域活性課の総会後の打ち合わせです。
         町民の方に笹ゆりを知ってもらう為の展示会は第5回で終り、第6回の笹ゆり展を開催するか否か、開催する規
         模、開催場所、そして、遷都1300年祭への参加について、4月から担当になった杉田さんと池内課長さんと話
         し合いました。

     4月20日

          奈良テレビ放送さんから第5回笹ゆり展の取材申し込みを受け(放映時間5分)早速地域活性課の杉田さんか
         ら電話です。会期については例年笹ゆりに聞いてとなかなか決められないのに、ましてベランダのゆり達の状況
         に不安な智栄子さんが、國井さん宅のゆり達に展示会開催大丈夫と安心して、濱岡さん宅の50pに育った笹
         ゆりに驚きながら、役場に着き昨年と同じ頃を予定に打ち合わせ。

     4月23日(参加者8名)

          実験圃場3ヶ所のロープの張替えと草刈りと笹ゆりの状況調査ピンクのビニール紐から棕櫚縄に張替えと草刈
         りをしながら、圃場内の笹ゆり探しです。18本確認、1本のみ確認、8本確認という状況でしたが、種を蒔いた所
         に30余りの笹ゆりの1枚葉を確認して感動です。山本さんから寒冷紗と支柱が届き、早速プランターに植えてあ
         る笹ゆりのために支柱を使わせてもらいました。しかし・・あーあ・・・虫に葉っぱが食べられています・・・・

     4月27日(参加者8名)

          展示会で販売する苔玉づくりと笹ゆり展の企画会議です。苔玉作りの最中に種蒔した所で笹ゆりの萌芽発見、
         5ヶ所の失敗は確実なだけに嬉しい出来事です。展示の期間は蕾から開花する時期を見定めること、会場は20
         00年会館の玄関ホールの階段を使い、昨年の香りの小部屋も再現して月曜日〜金曜日の5日間開催。




平成19年5月の花遊び

☆ 町花笹ゆり(パート30)


     ※ 5月8日(参加者6名)
          笹ゆり展での販売作品の紹介(会期の初日から販売)
          ・・・・みんなで作り上げた作品です・・・・
               @ 苔玉
               A リースとヘデラとクラフト
               B リースと人形
               C リースとハーブ

                          @              A              B

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     ※ 新知事さんが平城遷都1300年記念事業の主会場になる平城宮跡を、国営公園化について国に要望された事、期
     間中の宿泊施設の不足等のことから、かなりの見直しがあるという情報です。オンリーワンを飾る花遊びを町ぐるみで推
     進できたら素敵だと言う願いの原点に返り企画立案するときに入ったようです。

     ※ 奈良県広報課の北野さんと、真柴さんと「情報!奈良チャンネル」についての打ち合わせと笹ゆりの実験圃場の調査
     です。庁舎前・上小・第2小とも昨年の3分の1以下の状況です。浄安寺には絵になる所はありましたが、ああ・・・・・です。
     しかし、北野さんの小さな笹ゆりの1枚葉への頑張れの一声に嬉しくなりました。

     ※ 笹ゆり展開催期間決定
         期 間:6月4日(月)〜8日(金)
         会 場:2000年会館玄関ホール
         時 間:6月4日(月)1時〜4時
             6月5日(火)〜7日(木)9時30分〜4時
             6月8日(金)9時30分〜3時




平成19年6月の花遊び

☆ 町花笹ゆり(パート31)


     ※ 笹ゆり展

       @ 出展状況
          私の芽がまだ出てきません。私は今年全滅です。蕾が虫に食べられました。大丈夫です私に任せてください。蕾
         が付いていません。出展予想が当たりました。昨年の55パーセントの49鉢72本でした。4日は1輪の開花に色
         付いた蕾が10本程、1本又1本開花するたびに喜び、蕾が色づくにつれ会場にふくらみが出来て、昨年と比べて
         寂しく感じていた気持ちにゆとりが生まれました。

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       A バザー
          里親であるメンバーの球根購入資金にと、メンバーの手作り作品、提供頂いた鉢植え、野菜の苗、人形。パッチ
         ワークの袋物などの販売の為、会期中毎日5〜6名のスタッフで運営いたしました。全て笹ゆりの球根購入費に
         当てます。

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       B テレビの取材
          7日の出演者を指名し、雨天の場合の8日の出演者も指名して、精神安定剤の代わりにと会場に出かける約束
         をしていた所へ、別の番組の取材依頼が飛び込んできました、榛原から上牧に向かいますという電話に「榛原の
         商工会さんも取り組んでいますよ」と返事を返したのですが受けてしまいました。出演者の依頼をしながら、同じ内
         容のもの放映されるのに先に受けた県に言はなくていいのだろうか気をもみながら、かたや打ち合わせに下見に
         構成にと丹念に進むのに対して、出演者の話を聞きながらどんどん撮ってゆく有り様にどんな絵に成るのかさっぱ
         り分からず、言い残したことはありませんかと問われてもそのスピードについていけません。本当にハンカチ王子
         のように理路整然とはいきません。6日7日にどきどきした面々は15日23日の放映日に又どきどきするのでしょ
         う。15日の主役の笹ゆりさんは千春さん・23日の主役の笹ゆりさんは実枝さんの「家の子」です。

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       C 見学者の声
         男性=いろんな花を買って飾るだけだったが、開花まで6年かかる事が分かり今までの自分を反省します。
                (素敵な言葉でした)
         女性=笹ゆりの好きな場所は他の山野草たちにも良い場所です。販売できるよう頑張ってください。
                (会がメンバーから買い上げ販売できますようになりたいです)
         女性=山で咲く笹ゆりがずっと美しいわ。(立ち止まることなく通り過ぎる人の声は)山で咲く笹ゆりの凛とした姿、
             香りの豊かさを知っているだけに、悲しい一言でした。

       D 里親さんの声
          蕾が膨らんで色づいた日の昼過ぎ、強い雨にあわてて家の中に入れました。
          夕方からの開花で香りが家の中にひろがり本当に気持ちが和みました。

     ※ 寒冷紗

          ベランダの寒冷紗を張り替えました。土谷さんの育苗箱2個の3年目の笹ゆりの芽が80パーセント萌芽していま
         す。我が家ではこの場所が一番機嫌いいみたいと言います。村尾さんは過去日本に自生する13種類を育てた経
         験から風と光の自然環境、そして寒冷紗をかけていた場所の中にも良し悪しがあったと言います。みんな自分の家
         の庭のどの場所が笹ゆりにとって一番いい場所か探すのが苦労だといいます。5回目になる寒冷紗の張替えは、
         高低を3段階にしました。1年目と2〜3年目と4〜6年目に分け、風道を考えながら気が付けば午後7時です。家
         族の小言も我慢、我慢。

     ※ 笹ゆりと蛍と温泉

          参加者8名電車とバスに乗って一泊研修です。持ち物はシーツと枕カバーと食料(自炊)、朝から雨で天気予報
         は80〜90パーセントの降水確率、行き先の天気も雨の予報、「雨なら蛍が飛びませんよね、中止ですか!」の声
         もおなかの中に収め、決行です。晴れ女の千恵子さんが「しー、大きな声で言わないで、聞こえたら雨になるから
         ・・・」予報が外れて天に感謝です。笹ゆりの庭はどの子も美しく、昨年より色が濃く感じられました。その年によっ
         て色合いが違う不思議、冬の降水量(降雪量)に左右される育成状況、一枚葉の育つ光と風の環境の確認、眺め
         る視点によってより清楚に語りかけてくる様子等学びの多い庭です。夜には蛍を捕まえホタルブクロに入れてカメ
         ラに収める事が出来ました(難しい!・・・写っているのはホタルブクロだけ!)夜中の1時半頃まで語り、朝の笹ゆ
         りを愛で善博さん夫妻の暖かいもてなしの心に感謝の2日間でした。
          ・・・帰り道地元の人に笹ゆりの事を聞きますと「昔は朝仕事に出かけ帰る頃には手に抱えるように取れましたの
         に、今は咲いていませんね」・・・山も里もこれが現実なのです・・・・

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平成19年7月の花遊び

☆ 町花笹ゆり(パート32)


       4月の萌芽から6月の開花までの2ヶ月間のどきどきはらはらも終わり、里親さんの球根の手配を済ませ、ベランダの
      育苗箱の草取りも済み、第2小の育苗箱の元気な笹ゆりたちに安堵していますが、3ヶ所の実験圃場の草丈が気にな
      ります。花の時期に十数本確認し、秋に種の採取に出かけて葛などに覆い隠されて1個も確認できなかった事を思い出
      させます。11月に予定している草刈りの前、9月頃に周辺の清掃活動を兼ねて県の親切美化運動の参加事業として考
      えてみようと思います。

     ○ 黒豆の植え付け

        7月24日 参加者7名
          昨年は柿どろぼうに踏み付けられ、枝豆を販売できませんでしたが、11月3日に枝豆として販売できるよう黒豆
         の植付けです。土谷さんの息子さんが耕運機で耕して下さった所に、穴を開ける人、3粒ずつ蒔く人、籾殻を入れ
         る人、池から水をくみ上げ水を撒く人、最後はカラスに豆を取られないように寒冷紗を掛けて終了です。576粒の
         黒豆さんがカラスに取られないで、どれだけの収穫が上がるか楽しみです。昨年枝豆になれなかった黒豆はお正
         月に頂きましたが、ことのほか美味しかったので沢山出来たら黒豆の予約を取るそうです。

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平成19年8月の花遊び

☆ 町花笹ゆり(パート33)


     ○ 伝えるべきは人の想い

          牧野先生の植物一日一題の中に、「植物の日本名すなわち和名はいっさい仮名で書くのが便利かつ合理的であ
         る。漢名を用いそれに仮名を振って書くのは手数が掛り、全くいらん仕業だ。」と、百合とは中国の名であって百合
         というのはユリの総名、ササユリもヤマユリも中国には産しないのだから日本のユリに適用することは出来ないと、
         ササユリはササユリであって、サユリともヤマユリともいわれ、料理ユリと呼ばれたヤマユリの呼び名がヤマユリに
         なったのは明治以降のことだそうで、万葉歌と縁のあるものは主としてササユリ、オニユリ、ヒメユリである。多分コ
         オニユリも見逃せないものであろうと、町花を笹ゆりに、町木を槙(ラカンマキ)に選定した人の想いを大切にしたい
         ものです。

     ○ 誘拐!!

          3個あるプランターの1個の土の高さが8p程低くなっています。ここには3年分の種が蒔かれていて、土の表面
         を指でそっとかき分けますが、昨年の12月に蒔いた種が1個も見つかりません、残念ながら3年分誘拐されたよう
         です。

     ○ 親切・美化奈良県民運動推進協議会

          庁舎前のプランター及び花壇の植替え費用の助成を3年間(平成10・11・12年)頂いたのが始まりです。3団体
         で6万円の予算を花と緑の会は2万円使わせていただきました。その関係で毎年ご案内が来ておりましたが、年間
         を通して美化運動に参加しているという理由から1度も参加しておりませんでした。しかし此処2年事務局の予算軽
         減化の為か、役場の秘書課の下間さんから参加されますか!とのお問い合わせです。そこに笹ユリクラブの副リー
         ダーから電話で『実験圃場の周辺の草刈りが済んで見苦しい状況です』と、先ずは清掃活動の対象になりうるかの
         調査、空き缶、ペットポトル、町の草刈り後の後始末、溝の状況等から、9月であれば圃場の草刈りも兼ねてと参加
         を決めました。担当の秘書課から環境課へボランティアのゴミ袋を申請に、集めたゴミの片付けの為都市計画課に
         (此処では土を入れる袋を頂く)、清掃場所が小学校の敷地内のため教育委員会の確認、全員にファックス等の連
         絡で準備完了。




平成19年9月の花遊び

☆ 町花笹ゆり(パート34)


     ○ 親切・美化奈良県民運動への参加(参加者11名)

        庁舎前と上小には9名、上2小には3名の12名ですが代表は時間差で2ヶ所
          刈った草は圃場での処理と畑への移動、土嚢に入れた土は7袋が都市計画で処理、25袋は教育委員会に畑で
         使うからと運んでもらいました。結果環境課で頂いたゴミ袋は使いませんでした。不燃物も個人の有料袋で処理し
         ましたので、その旨を伝えると信用しますので手元で保管してくださいとの事、信用していただくのは有りがたいで
         すが、次の企画が必要?

     ○ ハウスの草刈り

          気になりながらやっと足を運んだら草が伸び放題、手での草刈りは無理と早速ハウスの周りを草刈り機で処理で
         す。ハウスの中は草刈機ではいけませんので鋏で処理しますが、予定では10月1日〜2日です。

     ○ ペガサスフェスタ参加準備(参加者6名)

          華炭づくり・華炭を入れる容器づくり・リサイクル鉢づくりに創意工夫を凝らし楽しみました。鉢づくりは3回目になり
         ますが、水の量と練が大切だと実感しました。予定の倍近く出来上がりましたので器として販売できるものと、植え
         込みして販売する事に決め、牛乳パックは英字新聞等を使う事で華炭の容器に変身ですが、予定が30個ですの
         で宿題になりましたが、あらためて参加者のアイデアに感心しました。数珠珠と蔓のリースも分担しての宿題にな
         りましたが、出来上がる作品が想像を超えそうで楽しみです。




平成19年10月の花遊び

☆ 町花笹ゆり(パート35)


     ○ ハウスの草刈り

          周辺の草刈の時より一段と草丈が伸びていました。しかし、草を刈った時間と衣服に付いた草の実を取る時間と
         同じではなかったかと思います。

     ○ ペガサスフェスターの準備

        10月18日・22日(参加者10名)
          イチョウの実を拾い(4日:4名)、木の実を拾い、数珠球採集(11日:3名)の結果、華炭・リース・銀杏・寄せ植え
         の準備が終わり、町の参加団体へ説明も済み、メンバーへの参加協力のファックスも送信し、後は当日のお天気
         次第です。

     ○ 笹ゆりの球根入荷

          第一次便入荷、笹ゆりクラブのメンバーへの配布、里親さんの継続確認と配布、新規里親さん募集11名分の準
         備(3名予約あり)、実験圃場への植え付け、第二次便が着き次第実験圃場への植付けを済ませたいと思ってい
         ます。それが済めば育苗箱の植替え、種の選別が待っています。




平成19年11月の花遊び

☆ 町花笹ゆり(パート36)


     ○ 笹ゆり姫の写真掛け

          作品10点作ってお嫁に行ったのは事業部部長への1枚のみ。

     ○ 新メンバー募集

          11月3日の新規募集までに里親さんの継続確認と球根配布を済ませ、予算上人数制限をしての募集です。結
         果は笹ゆりクラブ22名・里親13名・賛助会員3名の計38名になりました。

     ○ 第2小のハウスの植替え

        11月10日(参加者3名)
          育苗箱11個と5号鉢12個の植替えをしました。3年寝太郎の笹ゆりの種が沢山そのままの姿で居るではあり
         ませんか、3年目で発芽した2mm球根以前の現実です。発芽するかどうか全く不明ですが、種がある土をその
         まま其の辺りにばら撒くわけにはいかず、全てハウスに運び、畝にひろげました。少し期待している3人です。

     ○ 植え替え

          美代子さんから21年には咲くだろう笹ゆり達の植替えについて、純子さんからは小指大に育った球根等200個
         あまり植え替えたこと、恵さんからはメールで「育苗箱の2筋を掘り起こしたら、3片程のユリネ、米粒より少し大き
         めとそれより一回り大きいのを合わせて5個育っていて、この後うまく育つかは、神のみぞ知るって事かな!順調
         に育ってくれる事を祈っています」との報告を嬉しく聞きながら、昨年13年度・14年度の球根を5号鉢に植えた結
         果が2球には声もなし、「この機会にやめたら」の声に、過湿になった原因を探りビニールシート・ラブマット・5ミリ
         の台・レンガ・重量等解決方法を模索し・・・いかに楽しもうかと考えています。・・・・・日をあらためて土を再度調べ
         たら中指程の球根や5ミリ程の球根が出てきたので、育苗箱13枚分も全部見直しです。真っ白な球根を見つける
         度に元気が出てきます。只今13〜14年度産は5号鉢64個、育苗箱1個、15年産は5号鉢38個まで進み、16
         年度産の育苗箱17枚が植替えを待っています。




平成19年12月の花遊び

☆ 町花笹ゆり(パート37)


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     ○ 種の選別

          11月3日に種親のAさんから届いた67個の種を乾かし、今年も美佐子さん、恵美子さん、千恵子さんとの4人で
         選別です。乾いた順に届けて選別を始めました。種蒔を希望するメンバーの確認も済ませていますが、先ずは千恵
         子さんから300粒ずつに選別されて届いた種を、第2小に3,000粒11日に届けました。年明けの園芸委員会で
         種蒔がされる予定です。土の準備は年明け早々に済ませておきます。 

     ○ 16年度産の植え替え

          1センチ以上に丸く育った球根が育苗箱に数個出てくるのに感動して、思わず荒井先生にメールで報告してしま
         いました。返信メールは『ご苦労様です。期待しております』でした。丸く育った球根はベランダと第二小のハウス
         に他は下牧のハウスに12月16日植替え終了です。今回の事は土のブレンドを変えた事と水道水から自然の恵
         みの雨に変わった事が大きな理由かもしれないと、種の植え付けは今まで通りですが、球根の植え替えの土の
         ブレンドをさらに変えてみました。他のメンバーもいろいろ試みているようです。種親のAさんからは植え替えはし
         ない方がいいのだけどなあとの再度の指導に、育成状況を見ながら判断したいと思います。

     ○ 宝くじよ、今一度

          ハウスの周りとハウス内の通路に、除草対策として杉の皮を敷く作業を、千恵子さんと恵さんの3人で行なって
         いる時、何処から見ても不動産関係の人が図面とカメラを持って周辺を写しています。住宅用地として開発の予定
         があるのかも知れません。もしそうなら2度目の引越しがあるかもしれません。さらにベランダでの植え替えの為
         の土、育苗箱34個分の上げ下げ、ハウスへの移動、今年は足腰に応えました。笹ゆりを取り組んだ2年目に会
         に宝くじの助成金を頂きましたが、ジャンボ宝くじ3枚買った代表に畑1枚とハウス2本分当たらないかなあ。

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