人生航路
5月1日
あー、5月である。世間では黄金週間な様で、先日の香住出張の際には城崎近辺が腐れサンデードライバーであふれていた。
「早よ行け!っちゅーねん。こっちは仕事しとんじゃ!」と思いながら走ってました。
休みがカレンダー通りで今年のGWはツマランなぁ〜と言う人も多いと思いますが、私なんざカレンダー通りなうえに3連休全て出張で潰れます。よって、この週末は遊べませんので宜しくです。>各位
今日のボディー同色。
六甲にて
ボディー同色センターライン。
5月2日
書こうと思っていて書けていなかった事を思い出したので書きます。
先週の金曜に行って来た出張で見つけた有る物。これの事を思い出す度に幾つもののストーリー、人間模様が頭に浮んでしまう。
それは何気なく道路に落ちて居た。
何だか分るだろうか?
一度は、あれ?と思いながら通り過ぎたのだけど、どうしても気になってしまったので引き返して確認してみるとやはりそれは其処に有った。上の写真が何か分りますか?
反対側からアップで。
カツラです。それもちょっと天辺だけボリュームを増す為の様な物でなく結構本格的なカツラだ。雨が上がってから2時間程度しか経っていないのにこのカツラは濡れて居ないし、埃にまみれてもいない。まだ温もりが感じられる程に生々しいカツラだ。
これを落とした人がどの様な状況でこれを落としたのかも気になるところだが、落としてからのその人の境遇も気になる。
例えばこんなストーリー。
彼は伊勢市内のとある商社に勤める35歳の会社員で職種は営業、真面目で控えめであるが仕事はそつなくこなし、会社のからの評価も上々で妻と二人の娘と共に派手では無いが幸せな暮らしを営むハゲだ。
時は10年程前に遡る。彼はその時小売業の仕入れ部門で働いて居た。
彼は20代半ばから頭が薄くなってきたのだが、その時既に結婚もしていたし妻もハゲには寛容な女だったのでそれほど気にしていなかった。ハゲを甘受しつつ日々を暮らしていたのだが、彼が20代後半に差掛かった頃、自分の仕事に疑問を感じ転職を決意した。
それからは新しい仕事を求め面接の日々だった。しかし、高い確率で書類選考をクリアし、その中からも半数程度は2次、3次面接まで残る事は多かったのだが内定を貰う事が出来ず、彼は焦り始めた。
「おかしい、何故だ?今の会社での経験や達成している成果も申し分ないのに何故、何故内定が貰えないのだ?」そう悩む日々が続いていた。
そんな日々が半年程続いた頃、幾度かは浮んだがその度に頭から消し去っていたある考えが彼の頭の中を支配し始めた。
「ハゲて居るからか?俺がハゲて居るからなのか?」
そう思った彼はカツラを着用してみようかと思い始め、その考えを思い切って妻に打ち明けると妻も賛成してくれた。
それから3ヶ月後、ついにカツラは完成し彼はそれを装着した。恐る恐る鏡を覗くと其処には、若く凛々しい自分が映ってした。何度か鏡を覗くうちに次第に自信が満ち溢れて行くのを彼は感じていた。「やったよ母さん!ついに機械の体を手に入れたよ!」そんな銀河鉄道なな気分だった。また、「これなら絶対にうかる!」そう思える様になっていた。
それに加え転職を機にカツラを装着する事により、新しい自分で新天地での仕事に望めるであろう事も彼の気分も明るくさせていた。
「もう、何人たりとも若ハゲとは言わせない」
気にしていない様で少しはコンプレックスを持っていた彼の気分はさらに晴れ渡り、転職に向けより攻撃的、前向きになっていったのだ。
つづく・・・ のか?
あー、こんなのを書いている場合じゃ無いのだ。明日から3泊4日の出張なのだ。
用意をせねば、3泊4日だから、えーっとパンツは何枚だ?
5月6日
出張より帰ってまいりました。3泊4日の出張は初日の午前中に全業務内容の70%を終える事が出来き、かつ客先の担当者が連休中の所為かやる気の無い人だったので後は楽勝の仕事でした。
どれくらい楽勝だったのかと言うと、
初日:
5時ピタで終了。これでも時間が余ってしかた無かった、作業は全て終了。
2日目:
10時半に客先に出向き昼から出社してくる、別の担当者に機器の説明をサラっとする。この担当者もやる気が無いのか、たいして質問もしてこず、2時に客先を出て健康ランドへ。
展望風呂のベランダにて素っ裸で美しい瀬戸内海をみつつ昼寝をしたり、サウナに入ったり。
3日目:
8時半に客先に行き現場の担当者に機器の説明、予定ではこのまま生産立会いを行うつもり
だったのだが、担当者のミスで今日は生産が無い事が判明し10時には帰路につく。直帰だったので3時半には自宅にて昼寝。(合法的サボリ)
今回ばかりは「段取り8分の仕事2分」って言う職人の格言を体現したような良い段取りで仕事が出来たよ。
仕事がデキるとはこう言う事サ。(ちょっと違う)
マーチ関係のページにG♯用ルーフスポイラー取付けをアップしました。
5月7日
久々に会社に出て仕事をしたら疲れたよ、大して仕事してないんだけど。
ハゲの話の続きを書こうかと思ったのだけど、今日は止めました。本当はここからの続きが一番書きたいのだけどね〜。
ロードスター関係のページにエンジンマウント交換をアップしました。
5月10日
あーしんどかった。今日はRSのデフマウント交換を行った、とても疲れたよ。
これにて我がRSはマウント類は全て交換となった。でも、しっかり感はNBに程遠いと思われる。折角なら試乗に出掛けたいのだけど生憎と車検が切れて要るので乗れない、インプレはまた今度に。
明日はオアシスミーティングなる物に参加予定。去年、一度行ってから、あの手のイベントには参加しないと決めたのだが今回は目的が有るので良しとしよう。
目的は、静かなマフラーの中古を手に入れる事。その為、デフ交換後もマフラーは付けずに外したままで置いてある。良いのが有るといいな〜。
今日のボディ同色
ボディ同色のドライビングシューズ。
打倒、ホワイティである。
5月11日
オアシスミーティングに行って来た。
まゆ〜げの車窓から
ロードスターが沢山居て、寒かった。
寒かったし、目的の物が無かったので早く帰りたかったのだけど抽選会で
これ↓を
内装にマジックテープで留める小物入れ
貰ったので少し気分が良くなった。人間は結構単純に出来ているものだ。
さっき、マーチのリア廻りのnisimoブッシュセットを落札してしまった・・・
今俺に必要なのは別の部品なのに〜
業務連絡!!
まゆ〜げ氏へ RSのリア左のアッパーアームって本締めしたっけ?
業務連絡、以上。
5月12日
今日は代休。
同色では無いです。
朝っぱらから発泡酒のみつつロードスターの細々した作業をしたり、税金を払ったり、マーチを洗車したりと、先週やらなくては!と思って居た事を全て消化。
向かうところ敵なし、隙が有ったらどっからでも掛かって来んかい!って気分。
5月14日 雨
昨日より、急遽決まった出張で山口県へ行って来た。初めて一人で新幹線に乗るので、すこし緊張したが何とか無事到着した。今回行った先はGWに納品した会社で、案の定担当者が納入時にやる気が無かった所為でこちらが説明したした事を理解できていなくて、いざ生産が始まったらトラぶったので何とかして欲しいとの依頼を処理しに行った。
分らなかった理解出来るまで質問しろよな〜、お陰で2度手間じゃね〜か。
しかも帰り際になって、雨でずぶ濡れになった捨て猫(子猫)の様な眼差しで此方をみながら
「あ、明日も立ち会ってくれるんじゃろ?」等とのたまう。
こっちは1泊2日の予定だったのでそれを伝えると「ちゃんと○○さん(上司)には言うとったんじゃがのぉ〜」
しかし聞いていない物は聞いていないし、明日は別の予定が有るので如何しても帰らなければいけない、仕方が無いのでその担当者が理解出来るまで付き合っていたら既に夕方6時・・・ 仕事は午前中に終わっていたのに〜
まぁ、帰れただけでも良しとしよう。
今回の事から学んだ事は、1泊2日でも念のためパンツは2枚必要だと言う事だ。
5月15日 RC
こんな夜に ♪
と、言うわけで発車してきます。ええ、50万円くらいは貯金が有るので。
無事帰ったら、明日も日記をUPしよう。
5月22日
で、無事に帰ってきた訳だ。腹から下、正確には鳩尾付近から背中に掛けては、こんなお馬鹿な事は止めろと言わんばかりに恐怖でキューっと、ちじこまって痛くなる、が、頭はもっともっとと刺激を欲してイケイケ状態。バイクに乗ってる時は何時もそんな感じだ。
現在、オークションに2品出品しているのだけど、どちらかと言うと俺的目玉商品より何でも無い物の方に値段がついている、俺には起業家は無理だな。
5月19日
今日も代休。色々な事を片付ける事ができた。そのうち一番大きかったのが最近の疑問であったロールバーパッドは必要か否かと言う疑問が解決したこと。
直接陸運局に出向いてデジカメの画像を見せながら確認したところ、ロールバーが座席に掛かっていなければロールバーパッドを巻かなくても良いとの事。
だから裏をかえせば同じ4点式でもシートをリクライニングしたり、スライドした状態で頭の上にバーが有れば巻く必要が有ると言う事だ。私のは大丈夫そうだ。
あすから3日間江戸へ出張に行ってきます。何故か朝の新幹線は全て指定席に空きが無く、朝っぱらから自由席に並ぶ羽目に・・・
え〜ん、東京恐いよ〜。
5月22日 明日は給料日か〜
帰ってまいりました、華の都だぁ〜い東京から。
帰りの新幹線の中からラーメンSWが入ってしまったので乗り継ぎ駅の梅田で一旦地上にでて揚子江ラーメンを喰らって来ました。連日の飲酒と新幹線内での飲酒で疲れた体にはアッサリ味の揚子江ラーメンは優しく、そして美味い。わざわざ喰いに行くと拍子抜けする程アッサリなんだけどね。
それにしても東京、電車混み過ぎ!もう、ひどい。普段からして電車乗らない俺にしたら殺人的混み様だ。きっと床が無くてもそこに留まっていると思えるほど混んでいる。しかも駅ごとの扉の開く側を把握していないので降りたい駅で開く扉が反対方向だったりすると降りれない、何とか体は降りられても鞄を持ってる手が車内に残ってしまう。
あれはもうシルバーシートだとか、お年よりに席を譲りましょうとか言うレベルじゃなくて、お年寄りが乗ったら確実に圧迫骨折してしてしまうと思うぞ。
そんな状況の中で思ったのが、痴漢と間違えられて取押えられても痴漢をしていない事を証明する事なんて不可能だと言う事。自分の目の前以外は誰も何も見えない状況で触られたと騒ぐ人に自分は触っていないと納得させるのは無理だろう。
そもそも、わざわざ手で触らなくても既に隣の人と全身密着してるんですけど・・・
2日目以降は荷物を持たずに移動したので痴漢と間違われない様に両手で吊革を持っていたのだけど、そうするとその吊革のある位置を確保し続けなければいけない訳で、他の移動しようとしている人の流れに逆らっていると益々沢山の人と摩擦してしまう訳だ。
あー嫌だ嫌だ。
5月24日
毎月15日締めで仕事中に立替えていた電車賃やら高速代の交通費を精算する。
車で遠くに出掛ける機会が多いので結構な額になるので貰った時はリッチな気分に・・
なので帰りに余計な物を買ったりしてしまうのだ。今までは立替え分だから良いかと思って居たのだが、よく考えると高速代は全てカードで払ってました。貰ったお金は銀行に入れなきゃ駄目じゃん。
あぁ〜交通費は銀行に振り込んでくれないかな〜 財布に有ると使っちゃうよ。
ロードスター関係のページにデフマウント交換(デフ降ろし編)をUPしました。
5月26日 25:30
明日からまた山口県へ出張、上手く行けば1泊2日で帰ってこれるだろうけど、多分2泊3日の予感。ビジネスホテルは未だに寂しくて苦手だなぁ・・・
行きは会社の人の車で行くので寝れるし、帰りは新幹線なので、これまたビールを飲みながら寝るのだ。
5月29日
帰って来たサ。あぁ、しんど。 最終日の今日は立会いだったのだけど生産は午後からしか無いとの事で午後1時頃に来るようにと言われた。
午後1時で良いと言われても出張先だし、足は無いし、ホテルのチェックアウトは10時だしで、暇を持て余して商店街をウロウロしていたのだが、この街に来るのはもう3度目なので商店街だけは前回、前々回、そして今回に行った夜のパトロールで散々偵察したので目新しい物や店などなく途方にくれていた。
結局、徳山駅の2Fに有る図書コーナーで2時間、旅行鞄とノートPCを脇に置きつつ読書して過ごした。
1時に来いと言われて1時に行ったのだけどれども結局は3時に行っても間に合った・・・
でも、帰りは生まれて初めてレールスターに乗れたのでちょっとだけ嬉しかったよ、あれは良いね。それを母に言ったら「ロードスターに乗って無いからレールスターか?」等と少し外れたコメントを頂いた。
明日は、「出張における男の夜の過ごし方・ケース、ラット」について書こうと思う。
でも、テーマを前もって決めると大抵書いてないんだな俺は。
5月30日 雨 「出張における男の夜の過ごし方・ケース、ラット」
話の始めをどうすれば良いのかが分らんのだが兎に角書き始めて見よう。
泊まり出張の夜を如何過ごすか?これは出張が多い職種の人間にとって人生における大きな課題の一つであろう。既婚者で有れば家から遠く離れた開放感から風俗に行く人も多い(そこな女!私の旦那、彼氏だけはとか思って居ても実際行く人が多いのが事実だ)、連泊であれば完全に証拠は消えるだろうしね。他には少しばかりの出張手当や食事手当てを飲み代に充てて同僚と居酒屋に繰り出す人も多いだろう、宿の近くで飲めば後は部屋へ帰って寝るだけなのだ。後はホテルの有料放送でAVやら映画やらを見て何とか間を持たす人が多いだろう、他に思いつくのはパチンコくらいかな?
では、私、ラットの場合は如何かと言えば、確かに飲みに行く事も多いのだが、そこはまだ一番下っ端なので殆ど奢って貰うのでお金は使わないで済む事が多い(稀に担当営業の接待や打合せ経費枠内で飲める事も有る)ので大変助かって居る。
が、私の場合、どうせ普通の人と晩飯程度に飲んでも時間は余るし酒も酔いも足らない、そのまま部屋に帰ってもムズムズして(寂しい)しまうのだ。
って言うか、そもそも一人で出張に行く事の方が多いのでその場合は勿論飲みには行かない、と言うか行けない。一人で居酒屋に行く奴は居ないだろう。一人の時は大人しく部屋でコンビニ弁当を食べるのだ(元来私は一人で飲食店に入るのが苦手なの)、もちろん缶ビールは飲む。そこでまた部屋でムズムズして(寂しい)しまうのだ。
兎に角、先輩達と飲みに行こうが、部屋で一人で食事を摂ろうがムズムズするのだ。最近のホテルには大抵有料衛星放送が有って、1日千円くらいを払えばAVやら映画が見れるのだが最近はAV以外が見れなかったり、AV以外のchがしょぼい海外ドラマ(大昔のTV版チャーリーズエンジャル等)とか白黒の鞍馬天狗や月光仮面とかだったりで、見てもつまらないのだ。
5年くらい前はAV以外のチャンネルでも新しい映画とかが多かったのだが、最近、映画chは視聴料金の関係か見れないホテルが多い。男性で経験者なら分ると思うのだが、AVなどそう何時間も何本も見れるものでは無いのだ、直ぐに飽きる。(格好をつけている訳では有りませんよ)
でだ、私の場合は何をするのかと言うと、お金を極力使いたく無い事も有って出張先の街をパトロールするのだ。
自分の中ではパトロールと言っているのだが世間一般的には深夜徘徊と言った方が分りやすいだろう。
これは出張時に限らず、RSや忍者で無意味に出撃する事もパトロールと呼んでいる。高校生の頃、深夜にバイクに乗ろうとして玄関で支度をしている時に母が出て来て「またパトロールか?自分がパトロールされん様に気ぃ付けや〜」等と言われる位に我が家では浸透している表現だ。
兎に角歩く。そりゃあもう、足が棒になるほどに歩くのだ。平均して2時間は歩くだろうか?
自分が宿泊しているホテルを中心に歩き回る。一つ足りとも辻を見逃さずに全ての通りを歩き尽くす様な勢い、そう、例えるなら迷路破りのアルゴリズムに突き動かされる壁伝いロボットみたいなものだ。
こうしてその街々を歩いていると色んな事が分ってくる。駅の東側に広がる工場地帯から街が発展していって、そこに集う人たちをあてにして西側に商業施設が増えていったんだな、とか、昔は勢いが有ったのだけど最近は企業の製造拠点が海外に移転して寂れつつ有る街なのだ、とかだ。
こうして、次にこの付近で地価が上がるのは何所だろうだとか色々考えたり、最近の売春婦には東南アジア以外からの出稼ぎの人も多いのだな、とか言う事を知るのだ。これが結構楽しい。
しかしこれだけでは単に自分一人の自己満足に過ぎない、このパトロールを何か自分の外に向けて発信したいのだ。自分が今日、ここに来て確かにパトロールを行ったと言う事を外に示す行為を執り行うのだ。
その為の行為はマーキング、つまり立小便だ。前振りが長かったが、これが今日、一番書きたかった事なのだ。もともとビールを飲んでいるので都合が良い、と言うか歩きながらも飲んだりしているので、むしろマーキングは必然なのだ。
男の立小便は単なる排泄行為では無い、自分の存在を他に示す為のマーキングなのだ。
よって、マーキングなのだから、自分の男気を少しでも強く示す為に極力上の方にマーキングする努力を行う。
これで付近の犬畜生はかなりビビる事だろう。
世の女性たちよ、酔っ払いのおっさんが外で立小便をしていても、あぁ、あれはマーキングなんだなと暖かく見守って頂きたい。それは雄が雄たる事の為に支払う代償の様なものなのだ。
立小便と言うなかれ、マーキングなのだ。
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